学力低下の例

5x+4−3x−7=3x−2  

これは中学1年で習う一次方程式です。このような方程式の問題の正答率を年度毎に見てみると、以下のような結果になります。





このように、わずか数年で一次方程式の正答率が約20%も落ちているのです。
基礎計算力の低下は年々進行しているということが、データの上から読み取れます。


この傾向は方程式だけでなく基本的な知識にも言えることです。


3+2×4=?

小学校で習う四則計算ですが、小6の生徒の正答率がなんと60%。不正解の大半が「20」と答えているのです。

この原因は数字が3項以上入っている問題が教科書から激減、あまり解かせないことにあります。


白のテープの0.6倍が赤いテープで、赤のテープは210cm。白いテープの長さを求めよ。

このような「?×0.6=210」と式に直せば簡単な問題でも正答率は24%
回答に途中式を書かせないために解き方を理解しきれていないようです。

 

円周率=3は都市伝説?

新しい学習指導要領では円周率を3.14から3として教える・・・という話を聞いたことがあると思います。実際にマスコミに取り上げられ、ニュース等になりました。

しかしこれはデマ(勘違い)だったのです。


ゆとり教育の小学校学習指導要領では、小数点以下の計算が削減され「少数の乗除計算では1/10の位までの計算を取り扱うものとする」ということになりました。それと同時に「円周率としては3.14を用いるが、目的に応じて3を用いて処理できるよう配慮するものとする」とも書いてあります。

つまり小数点を含む計算を教えるのは小数点第一位までだが、円周率だけは例外に小数点第二位まである3.14を用いるということなのです。

"目的に応じて3を用いて処理"というのは「円周率を使った計算の予想」を立てるときに使うという意味です。
いきなり3.14を使って問題を解くより、3を当てはめて解いておけば「大体この数値になったら正解」だという予想が立てれますよね?

しかしこの"小数点の計算は1/10まで""円周率は目的に応じて3を用いる"という点だけを見て「円周率が3になった」と勘違いして騒いでしまったのがこの問題だったのです。


ゆとり教育による学力低下も騒がれていたので、円周率が3になったと聞いても誰も疑わなかったのではないでしょうか。





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